SEO対策の世界で何が起こったのか?
ヤフーがグーグルの検索エンジンを採用した衝撃
それまでのSEO対策といえば、日本でのシェアが60%を超えるヤフーを念頭に行う
ことが常識であった。同様に上位表示を成功させたとしてもヤフーかグーグルかで
得られるアクセス数が大きく異なるのだ。
ネットを生業にしている人たちはヤフーでの上位表示のために多くの時間を割き、
多額の投資を続けてきたことだろう。ところが、今回の仕様変更によりそれまでの
ヤフー向けのSEO対策がまったく意味のないものになってしまったのだ。
ヤフーはなぜエンジンの変更が必要だったのか?
ネットの世界は毎日新しいコンテンツが限りなく増え続ける。 グーグルやヤフーの検索エンジンは日々増え続ける新しいコンテンツを取り 入れるために頻繁に世界中のサイトへのアクセスを繰り返してきた。 ところがそのクローラーと呼ばれる検索エンジンのロボットの巡回頻度に グーグルとヤフーでは大きな優劣が出てくるようになった。 せっかく新しいサイトを立ち上げてもヤフーではなかなか検索エンジンに 拾ってもらえないという現象に悩んだオーナーも多かったことだろう。 そしてにヤフーにとって致命傷といえるのはSEO対策会社が仕掛けてくる スパムコンテンツの攻勢にまったく歯がたたなくなってしまったことだ。スパムコンテンツを排除できなかったヤフー
グーグルが創業当初開発したアルゴリズム(多くのリンクがされているページは価値が高い)は検索エンジンの世界に 画期的な進歩をもたらした。それまでの検索エンジンの価値判断は人為的な手法に遠く及ばなかったが、 このアルゴリズムのおかげでコンピューターが人間の能力を凌駕するようになったのだ。グーグルとヤフーの勝負は すでにこの時点で決まっていたと言ってもいいだろう。 それまで人為的判断をカテゴリー登録の基本としてきたヤフーもやがてロボットの力に頼らなければグーグルに対抗 できなくなっていった。自社で開発したヤフーのロボットにもグーグルで用いられた被リンクのアルゴリズムが採用 されていった。 しかし、SEO対策会社はこのアルゴリズムを逆用することを思いたち、ネット上に無数のダミーサイトを立ち上げ そこからターゲットとするメインのサイトにリンクを貼りまくりだした。 ダミーサイトはウィキペディアなどをコピーして作られ、ひとつひとつはネット上のゴミでしかないのだが、それでも 何万、何十万という数からリンクを貼ると検索エンジンの順位が上昇したのだ。 多くのSEO対策業者がとってきたこのような手法は外部リンクと称し、それらのリンクを何万〜何十万/月という金額で 販売するグレーなものであった(もし今もそのようなSEO業者から外部リンクを購入することを考えている人が今いると したならもう毒にしかならないので即刻中止すべきである)。 技術力で先に行くグーグルはこのダミー攻撃に対抗するための技術を進歩させ、SEO業者に対抗していったが、 ヤフーはゴミサイトを区別しインデックスから排除する有効な技術を最後まで持ち得なかった。 ヤフーの検索エンジンはネットに増殖するゴミに埋め尽くされ、身動きが取れなくなってしまったのだ。 それが上で述べた検索エンジンの巡回頻度に支障をきたした原因であり、検索順位に内容の乏しいサイトが 上位表示され続けた直接の原因である。SEO対策への影響
ヤフーがグーグルに対して完全に敗北を認めグーグルのエンジンを使用することになったことで、従来のSEO対策は 過去のものとなり、SEO対策を飯の種としてきた多くの業者が廃業に追い込まれることになるだろう。なぜなら 小手先のSEO対策は百害あって一利なしという状況が生まれ、最終的に良いコンテンツを作ることだけが究極の SEO対策となってしまったからだ。 SEO対策業者の多くはそのことをユーザーには説明せずこれまでどおりの顔をして外部リンクの販売などを 続けながら保身を図るであろうが、これなどは実質上の詐欺であり賢明なユーザーは騙されてはならない。 一年後にはおそらくユーザーからのクレームに耐え切れず多くのSEO業者が廃業に追い込まれることだろう。 唯一彼らが生き残るすべがあるとすれば、ホームページの総合的なプロデュースを手がけ、ホワイトハット SEOの技術を提供することのできる業者のみである。ヤフー独自のフィルターの採用
ヤフーはこれまで有料リンクを悪用する手法に対して実質的にペナルティーを果たしてこなかった。なぜなら ヤフー自体が有料リンクを提供し、検索エンジンの順位を上げてきたからだ。カテゴリー登録のために 5〜15万円という高額の審査料を徴収してきたヤフービジネスエクスプレスの存在がそうだ。 今回のグーグルエンジンの採用によりグーグルとヤフーの順位はまったく同じになってしまった。このままでは これまで審査料を払い込んだサイトオーナーの不満が高まり、新規の申込者はいなくなってしまうことから どこかでヤフー独自のフィルターを採用し、ヤフーカテゴリ登録サイトを優遇する処置が取られることが 予想される。ヤフーにとって飯の種である有料カテゴリー登録をこのまま廃れさせることはないだろう。関連コンテンツ
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